昨日書いたこのブログ↓
多分同じように思っていらっしゃる方もたくさん居るんだろうなと思う反面
親が子供を保育園や幼稚園に入れることを良しとしない人がある程度居るっていう事も残念ながら分かりました。
昨日、私と同じようにこのニュースについてブログを書いたり、ツイッターでつぶやいたりしている人が少なからず居らっしゃったんですが
それにに対してされたコメントの中に
子供が可愛くないんだろうな
子供預けててランチしたいだけ
保育料は税金で賄われてるのを分かっているのか
母親の愛情を知らずに育った子供が可愛そう
2歳児で何を学べるというのか
といった声がありました。
なんか、頭をガツンと殴られたような衝撃がありました。
♪目次♪
- 子供を預ける事は育児放棄なの?
- 保育園・幼稚園で学ぶことはたくさんある。
- 2歳では学べない?
- 幼稚園の先生の負担が増えるのでは?という意見も。
- 幼保一元化とは?
- 「子供預けて育児放棄」という理論はやっぱり突飛だとは思う。
子供を預ける事は育児放棄なの?
立場が違えば意見が違うのは当然なので、
このコメントを残した人に子供が居るとかいないとか、結婚してるのかしてないのかと言う部分はこの際置いておいて置いきます。
その上で、
子供を預ける事は育児放棄でしょうか?
子供を愛していない事になるんでしょうか?
母親の愛情を知らずに育つことになるんでしょうか?
という、純粋な疑問が湧きました。
もちろん私はそうは思わない。
愛していない子供をわざわざお金掛けて、保育園や幼稚園に入れるのかな?
それに、保育園や幼稚園だって24時間365日預けているわけではない筈です。
(もちろん仕事の事情で日を跨いで子供を預けるしかない家庭がある事も、預けられる保育所がある事も認識しています。)
保育園から帰ってくれば、親子の時間になるし、一緒にご飯も食べられるし、お風呂も入るし、一緒に寝る。
昼間一緒居られない分、帰ってきてからたくさん愛情を上げる事も出来ると思います。
保育園・幼稚園で学ぶことはたくさんある。
子供だって、母親と一緒に居る時間だけでは学べない事を保育園・幼稚園でたくさん学べます。
同い年の子たちと遊んだり、喧嘩したりして、協調性を身に着けたりしながら人として成長していくんだと思います。
どうしても、親同伴で遊びに行くと喧嘩したり仲直りしたりも親が主導になりがちだったりするし。
子供同士でぶつかって解決するっていうスキルは絶対に必要だと思います。
そこに仲裁に入るのが親では無い中立の第三者っていうのも実はとっても重要なんです。
2歳では学べない?
2歳児が幼稚園で何を学ぶんだ、という声もあったけれど
この「何を学ぶか」という「学び」が社会生活や集団生活について学ぶという事以外の、学問についての学びについてだとして。
学びってそもそも年齢に関係するのかな?という疑問が湧いてきました。
それこそ、人間の言語学習は生まれた時から始まっているし、1歳でも2歳でも早ければ早いほど言語習得は有利になります。
と、言うか学びって既に生まれた時から始まっているので、早いも遅いも無いと思います。
それに2歳って結構色々出来るし分かる年齢です。
子供によっては文字が読める子もいるわけですし。
(うちの子は文字は読めないけど数字は分かる)
お口が早い子とか遅い子もいるけど、教えた事をどんどん吸収していけるのには変わらない。
なので、2歳だから幼稚園(学校)に入れるのは早いというのは、ちょっと尚早な意見かなぁとも思います。
幼稚園の先生の負担が増えるのでは?という意見も。
ただ、この幼稚園の2歳児受け入れに関してのコメントで思ったのは
幼稚園の先生の負担増について。
2歳だとトイレトレーニングも完了していない年齢だから、幼稚園教諭におむつ替えの負担まで強いる事になる。
幼稚園はあくまでも学校であって、託児所ではない。
そうなると、保育士の資格と幼稚園教諭の資格を両方取らないと将来立ち行かなくなるのでは?というコメントを見つけました。
確かに、2歳児からの受け入れを進めるとなれば幼稚園と保育園の垣根がなくなってきちゃいますよね。
保育園は児童福祉施設
幼稚園は教育施設
っていう明確な線引きがあります。
でも、まず
そもそも何故ここをガッツリ線引きしたんだろう・・・。
同じくらいの子供を受け入れる施設としては共通しているのに。
どうしてこんなにガッツリ縦割り行政にしてしまったんだろう。
でも、だからこそ今、幼保一元化の動きが出てきてるんでしょうね。
幼保一元化とは?
幼保一元化とは
保育園と幼稚園の一元化を図ろうとする政策の事です。
保育園と幼稚園の違いを調べていて見つけた言葉「幼保一元化」
幼稚園の説明会に行ったときに「認定こども園」っていう所もなんか所かあったのでその存在自体は知っておりました。
内閣府のホームページをのぞくと、認定こども園について以下のような説明がありました。
①就学前の子供に幼児教育・保育を提供する機能
②地域における子育て支援を行う機能
この2つの機能を備え、認定基準を満たす施設は都道府県等からと認定を受けることが出来る。
さらに、この認定こども園。
どうやら色々とタイプが分かれているらしいですね。
認定こども園のタイプ
幼保連携型
幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能を併せ持つ単一の施設として、認定こども園としての機能を果たすタイプ。
幼稚園型
認可幼稚園が保育が必要な子供のための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備えて認定こども園としての機能を果たすタイプ。
保育所型
認可保育所が、保育が必要子供以外の子供も受け入れるなど、幼稚園的な機能を備える事で認定こども園としての機能を果たすタイプ。
地方裁量型
幼稚園・保育所いずれの認可もない地域の教育・保育施設が認定こども園として必要な機能を果たすタイプ。
ちなみに、必要資格については以下のような記載がありました。
認定こども園の職員資格
幼保連携型の場合
・保育教諭を配置
保育教諭とは、幼稚園教諭と保育士資格を併有すること。ただし、施行から5年間は一定の経過措置有り。
その他の認定こども園の場合
・満3歳以上:幼稚園教諭と保育士資格の両免許・資格の併有が望ましい
・満3歳未満:保育士資格が必要
なるほど。
幼保一元化の動きが進んだとしても、認定こども園の先生になるのは資格を2つ取らなくちゃいけなくなるわけなんですね。
もう、そこも纏めちゃいなYO!!!!!
幼保一元化を進めていくならば、きっといずれは資格も一元化されていくのではないかと思います。
「子供預けて育児放棄」という理論はやっぱり突飛だとは思う。
なんか、書いているうちに色々それてしまったけれど
子供を保育園や幼稚園に預ける事が「育児放棄」だとか「子供を愛していない」という意見はやっぱり突飛だなぁとは思います。
立場が変われば意見が変わる
と、言ったんですが、本当にその通りだと思うんです。
きっと、子供がいない人からすれば
子供を預けて働きに出る親なんて信じられないかもしれない。
好きで生んだ子供と一緒にいて、ストレスがたまる意味が分からないのかもしれない。
でも、いざ生んでみて、子育てしてみてわかる事もある。
共働きしないと家計が回せない事もある
優しいお母さんでいたいのに、どうしてもイライラしてしまう事もある。
子供と二人きりの生活が孤独になる事だってある。
だけど、こればっかりは同じ立場に立ってみなきゃ理解はできない事だと思うんです。
だから、子供を保育園や幼稚園に預ける事が育児放棄だと思う人の意見を、論破して覆そうとすることなんて絶対に無理だし、しようとも思いません。
私が独身だったころは、こんなに育児が大変だなんて思わなかったから。
だから、言いたいなら言わせておけばいい。
ただ、今子供たちを育てるために使った税金は
将来、その子たちが払って国を支えていくんだから
決して幼児教育や保育に掛ける税金は無駄では無い事だけは理解してほしい。
核家族化が進み、祖父母や叔父叔母に子供を預けられる機会が減って来ても
子供を育てる苦労も、生活にお金がかかる事も、何一つ変わらないんです。