色々なつわり
吐きづわり・食べつわり・においづわり・よだれつわり・・・などのつわりの症状と対策をお伝えしましたが
妊娠するとそれ以外のつわりの症状も沢山出てきます。
「これもつわりなの?」
と思うような事まで、実はつわりの症状だったりします。
今回は、そんなあまり有名ではないけれど妊娠した事によっておこる諸症状についてお伝えします♪
めまい
意外と知られていないつわりの症状にめまいがあります。
立ち上がった瞬間にクラッとするめまいは、一時的な脳貧血である場合がほとんどです。
勢いよく振り向くなど頭を急に動かしても起こります。脳貧血が起こったとき無理に動くと、転倒しやすいので落ち着くまで安静にしましょう。
また、一時的ではなく長時間回転性のめまいがする事もあります。
これも、妊娠による血液量が増えたことによる貧血や鉄欠乏症の可能性があります。
その場合は、鉄分を多く含んだや飲み物を食べると改善する事があるようです。
ちなみに、鉄分を含んだ食べ物は
ホウレンソウ
小松菜
ひじき
レバー
プルーン
などです。これらを毎日食事にとりいれる事で慢性的な貧血を改善する事ができそうです。
慢性的な貧血の場合はサプリで鉄分を補うのもオススメです。
自律神経の乱れによるめまい
自律神経が乱れる事によりめまいが起こる事もあります。
自律神経の乱れは、規則正しい生活によって改善することができます。
妊娠初期はつわりのせいで食生活や生活リズムが乱れやすくなります。
ゆっくりとお風呂に浸かったり、腹式呼吸で自律神経を整えたりすると効果的です。
頭痛
つわりの一種に妊娠性の頭痛があります。
つわりが末期になるとホルモンの関係で頭痛が起こる事もあるようです。
頭痛が出てきたらそろそろつわりのサインだと思って乗り切りましょう。
血管拡張による頭痛
血管拡張が原因となる頭痛は、患部をアイスノンなどで冷やすのが効果的です。
温めると更に痛みが増すこともあるので、お風呂もシャワーだけにとどめておく方がいいかもしれません。
肩こりなどの血行不良などの頭痛
肩こりや血行不良などの血管収縮による頭痛。
蒸しタオルや市販の温熱シートを使って首筋や肩を温めるとリラックス効果もあって痛みが緩和されることもあります。
湯船に浸かって血行を良くするのも痛みの緩和に繋がります。
頭痛薬を服用したいときは
市販の鎮痛剤はむやみに飲まず、辛いときは病院で処方された薬を飲むようにしてください。医師に相談しましょう。
腰痛・肩こり
ホルモンが原因の腰痛
妊娠中の腰痛は子宮が大きくなっても耐えられるよう、骨盤や靭帯を緩める為のホルモンが分泌されます。
その為、関節を支えていた靭帯まわりの筋肉がバランスを取ろうとする為、腰痛が起こります。
また、お腹が大きくなってくるとどうしても体の重心が変わり骨盤が傾くような姿勢をとる為、腰椎や腰を支える筋肉が緊張して腰痛になります。
おなかが大きくなる前もなってからも腰痛には気をつけるに越したことはありません。
適度に体を動かして血流をよくし、サポートベルトなどで腰にかかる負担を軽くすると楽になります。
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血行不良による腰痛・肩こり
また、血行不良により腰痛や肩こりを引き起こすことがあります。
酷い腰痛であったり、つわりがひどくて運動ができなくても血行を改善する方法はあります。
就寝時に湯たんぽを入れると効果的です。
足元と腰の近くに小さな湯たんぽを1つずつ置くと、こわばった筋肉ほぐれていきます。
ふくらはぎを温めると全身の血液の循環が良くなります。足湯やレッグウォーマーで積極的に温めましょう。
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耳がつまる
妊娠中に耳が詰まる症状を耳管開放症と言います。
エレベーターや飛行機などにのった時に、耳の奥がふさがれるようなツンとした感じが普段から起こります。
周囲からは分かりにくい上に治らない時は中々治らないので不快な症状として挙げられます。
みんなの体験談
「お医者さんから「そういう時はゆっくりおじきをして3秒位して頭を上げると治るよ」との事。
本当に治りました!」
「私は妊娠中、針で治してもらいました。
妊婦でもみてくれる所もあります。
後は逆子を治してもらったり、色々お世話になりました」
「横になる。下を向いて耳の下、喉とあごの境目を押すなどの方法で対処していました。」
動悸・息切れ
妊娠中は赤ちゃんが大きくなるにつれて酸素を運ぶために血液量が役1.4倍にまで増えます。
しかし、血液の量が増えてもそのほとんどは血漿(けっしょう)という液体の部分で、血液の中身である赤血球は血漿ほど増えません。
その為、妊娠中は貧血になりやすい上に、心臓が血液を送る量が増える為動悸が激しくなったように感じます。血液が普段よりも薄くなった上に心臓が普段以上に動いているため疲れやすかったり、息切れが起こったりします。
決して身体に異常がある訳ではありませんが、こうした症状が起こった場合は横に成ったり、休憩を取ったりして無理をせずに休みましょう。
また妊娠中期以降になると、子宮が大きくなった事により肺が圧迫されて苦しくなることもあります。
多くの場合、臨月に近くなるにつれて息苦しさが大きくなってくる傾向にあります。
赤ちゃんの体積が大きくなれば成る程、お腹の臓器も圧迫されますので普段通りに呼吸ができにくくなります。
妊娠周期が経過すると貧血症状や身体の不調を自覚しずらくなってきます。身体の不快な症状が起こった場合は軽視せずに、鉄分をとったりこまめに水分補給や休憩をとるように心がけましょう。
発熱
妊娠初期は赤ちゃんを守る為黄体ホルモンの働きにより基礎体温が高くなります。普段よりも熱が高めになる人が多いようです。
普段から基礎体温を付けている人であれば、「高温期が続いた事により妊娠が分かった」という事もあります。
妊娠初期であれば微熱程度であれば身体が赤ちゃんを守っている証拠でもありますので心配はいりません。
しかし、咳や鼻水が出る、微熱ではない高熱があるなど明らかな風邪の症状が有る場合は我慢せずに速やかに病院を受診しましょう。
また、冬の時期などはインフルエンザ感染の危険性もあります。
妊娠初期の発熱により母体が高温になる事により胎芽や胎児に影響を与える事もありますので、おかしいと思ったら医師に判断を仰ぎましょう。
おわりに
メジャーなつわりからマイナーであまり知られていないつわりの症状についてお伝えしました。
妊娠してからどうも体調が落ち着かないとか、常にどこかが痛いなど様々な症状が出てきます。
せっかくのマタニティライフが体調のせいで辛いものになるのは悲しいですよね。
つわりはやがて終わりがきます。
つらい悪阻の症状も少しの工夫で楽にする事も出来ます。
自分にあったつわりの対処法を見つけて、楽しいマタニティライフを送ってくださいね♪