今、連日テレビで取り上げられている話題の磯野貴理子さんの離婚について。
ちょっとだけ私も自分の気持ちをブログに綴っておこうと思います。
子供を理由にしたご主人は卑怯なんだろうか
24歳年下のご主人から離婚を切り出され、その理由が「自分の子供が欲しいから」
この言葉に対して、それが事実であっても、「隠し通すべきだった」とか「それは言っちゃいけない」「最初から分かってた事だろう」って意見が多々あります。
「女としては言われたくない言葉」とか「ちょっと卑怯な気がする」って言ってるコメンテーターもいます。
でも、それは「客観的に見てる大人の意見」でしか無いんじゃないかなとも思います。
私は磯野貴理子さんのご主人と同世代だけど、正直30代前半なんて歳こそ取ってはいるけど正直まだまだ子供でしか無い。
社会人として経験を重ねて来て、やっと1人前になるかどうか位の年齢。
ましてや、相手は年上の奥さんなら尚更甘えが出て来るんだろうと思います。
きっと、7年間の夫婦生活で磯野貴理子さんはご主人にとって包容力のある素敵な奥さんだったんだろうなと言うのが私の感想です。
言いたいことを言っても受け入れてくれる。
無理を言っても分かったって言ってくれる。
多少無茶しても許してくれる。
ちょっと悪さして戻って来てもお帰りって言ってくれる。
そんな、母親のような奥さんだったんだろうと思う。
だからこそ、そんな夫婦関係の上で出たご主人の言葉(本音かどうかは他人には分からないけど)だったんだと思う。
言いたいことを言って許してくれる相手が居て、ましてやまだ甘えが残る年齢。
そんな旦那さんが、二人きりの離婚の話し合いの場で貴理子さんの気持ちを考えて器用に嘘をつくのはきっと難しい事だったんじゃないだろうか。
勿論、思いやりがあるなら嘘でもいいから子供の事は伏せておいて、墓場まで持って行く覚悟で別れたらいい。
私も赤の他人の立場ではそう思うけど、結局それは綺麗事でしか無いとも思う。
いざ自分がそんな修羅場に身を置いたら、誰もが器用に立ち回れる訳じゃない。
自分だけが悪者になるのは怖いし、辛い。
そんな気持ちも働いたんだと思う。
(まぁ、それが卑怯だと言えばそうだけど)
貴理子さんは芸能人と言う立場があるからこそ、自分の離婚話をメディアに公開する事になったけど、これが一般人の離婚ならこんなふうに表沙汰になる事はなかったはずだし、彼の発言がここまで叩かれる事も無かったんじゃないかと思う。
メディアに出てしまった以上、自分の行いに責任は持つべきかもしれないけれど、ただの一般人男性だとして考えれば今回の彼の発言がこうも叩かれ過ぎるのも少し可哀想な気もする。
自分の子供が欲しいって言葉に「自然な事だよ」って言えるかな
私は二人目の子供を出産したばかりですが、それでも不妊の時期も経験しました。
妊娠や不妊治療の方針について主人と意見が合わずにギクシャクした事もあります。
だからこそ、もしもそれが理由で離婚を切り出されたら立ち直れない程のショックを受けただろうと思います。
私の主人は子供が大好きで本当に自分の子供ができるのを楽しみにしていた人ですし。
もしも、子供ができずに悩んでいた頃の自分がこの言葉を言われてしまったら自分を責めると同時に、相手を恨んでいたかも知れない。
子供ができない自分を責めて、子供を理由に自分から離れていく相手を責めていたと思います。
でも、それをせずに「自然な事だよ」ってご主人に伝えて離婚を承諾した貴理子さんは本当にどこまで優しい人なんだろう。
きっとそれ程までに旦那さんを愛していたんでしょうね。
優しすぎて、受け入れすぎている位に相手を受け入れて、番組で発表するその時だって旦那さんへの感謝の気持ちを口にできて。
貴理子さん自身が強い人って言うのと同じくらいに、貴理子さんをここまで強い女性にするほどにご主人は貴理子さんにとって大切な人だったんだと思います。
そんな大切な人に出会えた事。
そんな大切な人と過ごせた7年間はきっと貴理子さんにとって掛け替えのない時間だったと思います。
インターネット上では、色んな意見が飛び交っているけれど
ここまで話題が大きくなったのも
全ては磯野貴理子さんのご主人に対する愛情が、テレビを通してでも多くの人に伝わったからでは無いでしょうか。
関心の無い他人の離婚にここまで人は熱くなれない。
磯野貴理子さんと言う、有名人だからと言うよりも
貴理子さんが離婚を発表するその時まで持ち続けたご主人への大きな愛情がこうして多くの人の心を動かしているのだと私は思います。
世間の人々を動かす程の大きな愛情を見せてくれた貴理子さん。
離婚と言う形になったけれど、彼女を不幸だという人はきっと居ないと思います。
むしろ、凛とした女性の生き様を見せてもらったとさえ思います。
どうか彼女の今後の人生が豊かで幸せな物でありますように。
そう願わざるを得ません。
そして、相手への大きな許容と深い愛情を持つことのすばらしさを教えてくれた貴理子さんに感謝を。