上の子が幼稚園に入園して約2ヶ月が経ちました。
今は元気に毎日通って居ますが、実は上の子が生まれた時、保育園に入れるか幼稚園に入れるか本当に悩んでいました。
結果的に今は本当に幼稚園に入れて良かったなと思っています。
もし、保育園か幼稚園かで悩んでいるお母さんの参考になればと思い私が幼稚園を選んだ理由と良かったと思う理由について書いておこうと思います。
- 仕事に復帰するため保育園に入れたかった
- 保育料が日本一高い上に待機児童が多い地域
- 追い打ちを欠ける夫の言葉
- 腹を括って幼稚園を選択
- 幼稚園でよかったと思うこと
- 幼稚園が大変だと思うこと
- 子供の成長を見れば幼稚園で良かったと思えた
- 認定こども園でも保育園型と幼稚園型があるので注意
仕事に復帰するため保育園に入れたかった
私は結婚退職を機にフリーランスになったので、育休も産休も勿論なく…。
夫一人の稼ぎでは家族3人で生活出来るか不安がありました。
そのため上の子を授かった時点で、できる限り早く仕事に復帰したいと言う思いから保育園への入園を希望していました。
保育料が日本一高い上に待機児童が多い地域
しかし、保育園への入園を希望していても私たちが暮らしている地域はなんと日本一保育料が高いと言われる場所(笑)
フリーランスで稼ぎにムラが有る私の収入では保育園に入れたとしてもガッツリ赤字になる可能性すらありました。
更に待機児童が多い上、主人の両親はどちらも定年済み。
義母はまだ嘱託で働いては居るものの、保育に欠ける状況を証明するのは難しい状態でした。
もしどうにか入れたとしても、家から通える範囲にある希望の保育園には入れそうもありません…。
追い打ちを欠ける夫の言葉
更に追い打ちをかけたのは保活がめんどくさい夫の言葉。
「こんな小さいうちから保育園に預けるなんて可哀想だよ」
「それに保育園入れてもどうせ赤字でしょ」
ですって!
こっちは家計を必死に守ろうと思っているのに何たる言い草!と憤慨しました(笑)
でも、赤字になるのはその通り…。
幼い頃から両親が共働きで育った主人(私もそうですが)にとっては、保育園に入れる=寂しいことという認識だったようです。
腹を括って幼稚園を選択
保育料は高い上に、待機児童が多くて希望の保育園に入れる保証もなく、更には保育園反対派の夫の存在もあり、結局保活を断念することになりました。
後に敷地内同居の予定もあるため、義実家の近くにある幼稚園に通わせる事に。
私はフリーランスと言う立場もあり、子育てをしながら自宅で空いた時間にせっせと仕事をする事になりました。
勿論、育児しながらの仕事は捗らず(笑)
収入は雀の涙程度でしたが…。
幼稚園でよかったと思うこと
この4月に幼稚園に入園して早2ヶ月。
私としては渋々の決断ではありましたが、結果的には幼稚園にしてよかったなぁと思っています。
子どもとの時間が取れた
3歳までずっと一緒にいたので、何かとストレスも溜まったものの(笑)
一緒にいる時間が多く、色んな所に遊びに行くことが出来ました。
ママ友も居なかったで、近くの図書館に通いつめて3ヶ月で100冊以上の絵本を借りてみたり。
とにかく娘の体力を消耗させるべく、公園に行って遊んだり、山をひたすら登ったり(笑)
木の実を拾って工作をしたり、雨の日はダンボールでお家を作ったりと、思いつく限りの事をして遊ぶ事が出来ました。
お陰であまり物怖じしない子になり、幼稚園に通う事になった際もすんなりと親離れする事が出来ました。
保育料が比較的安価
保育園の保育料が日本一高い地域なので、幼稚園の保育料はその半分以下で済みます。
教材費や円の維持費、積立金など諸々合わせても保育園の保育料までは届かないので経済的には助かっています。
10月からの幼児教育無償化が思考されればあまり関係は無くなるのでしょうが、今のところメリットは大きいです(笑)
協調性が身についた
幼稚園に入って1番感じたのが協調性が身についた事です。
ひとりっ子の時間が長かったので、かなり自己主張が強く、わがままな所があったのですが、幼稚園に入ってからは、自己主張はするもののきちんと説明してあげれば、すんなりと納得してくれるようになりました。
たった2ヶ月ですが、集団生活の中で折り合いを付けることを学んだようです。
また先生方も集団生活でのルールをしっかり教えてくれて居るようです。
(頭ごなしに怒らないから、ママより先生の方が優しくて大好きらしいです(笑))
礼儀正しくなった
これは幼稚園に寄るかも知れませんが、通っている幼稚園はかなりしっかり礼儀を教えてくれる所で、挨拶や「ありがとう」「ごめんね」が自然と出てくるようになりました。
いつも通り一緒にいても「ママ〇〇しくれてありがとうね」と急にお礼を言ってくれたりするので私の方がビックリしてしまいました(笑)
1人で出来る事が増えた
幼稚園に行ってまずするのは、自分が持ってきた鞄をロッカーに入れて、着てきた制服を畳んでしまうことのようです。
制服の畳み方も先生方が丁寧に教えてくれるらしく、衣服をちゃんと1人でたためるようになりました。
また、トイレに1人で行って全て済ませて帰ってくる、歯磨きをする、手を洗うなど日常で行う基本的な動作のほとんどを一人で出来るようになりました。
食事のマナーが身についた
先日、親御でお弁当を一緒に食べるイベントがあり、子供たちが日頃どのようにお弁当を食べているのかを見ることができました。
そこで驚いたのが、ルール付けが明確である事。
トレーの上にお弁当、コップ、お箸セットを用意するのですが、全て配置が決まっていて黒板に先生お手製のお弁当の配置図が貼ってありした。
子どたちは教えられたルールに沿って、自分でお弁当を取り出してトレーの上にお弁当を並べて、お弁当袋を畳んで鞄にしまいます。
お弁当を食べたあとは、自分でコップと歯ブラシを持って水道に行き、歯磨きを終えてお片付け。
自分の使ったテーブルは台拭きを使ってしっかり拭いて居ました。
何となくの偏見でルールに縛られることに抵抗もあったのですが、一定のルールがある事で逆に子供たちは「自分で出来る」経験を積み上げて行くことが出来るんだと今更ながら気づきました。
特に自分で考えて行動する事が難しい幼いうちはルールをしっかり教えて上げた方が学べる事が多いのだと、こちが逆に学ぶことが出来ました(笑)
食べられるものが増えた
お友達が持ってきたお弁当に入っていたからと言う理由で、今まで食べたことが無かった事がどんどん食べられるようになって来ました(笑)
おにぎりとミートボールしか食べず、好き嫌いが多くて悩んでいたのですが、お弁当が始まってから「〇〇ちゃんのお弁当みたいにパンを入れて!」とか、「サツマイモ食べたい!」と、言い出しました。
お弁当作りは大変ですが、お友達のお弁当を見て刺激を受けて食べられるものが増えて来ると言うのはとてもいい効果だと感じました。
他の親御さんとの情報交換がしやすい
幼稚園は親の出番が多いため、最低月に1回は親が幼稚園に出向くイベントが有ります。
そのため、他のお母さんとの情報交換がしやすく子育てのヒントを得る機会が多くあります。
幼稚園が大変だと思うこと
逆に幼稚園で大変なことも結構あります。
親の出番が多い
幼稚園は基本的にママが専業主婦である事が前提らしく、頻繁に親が駆り出されます。
私はパソコンさえあれば場所も時間も問わずに仕事が出来るのでマシですが、働くママは幼稚園の行事で休んだり午前休を取る事が頻繁に起こりそうです。
私の場合、産前産後の幼稚園のイベントは主人が代わりに参加してくれましたが、1ヶ月間は朝の会議には出られず、イベントがある時はその度に午前休を取って参加してくれました。
1ヶ月の期限付きだったから職場での理解を得られたものの、これが卒園まで続くとなると職場での気まずさは大きくなると思いす。
何かと細かいルールがある
幼稚園では日常生活の動作をスムーズにするためルールを設けていると書きましたが、そのルールを遵守するために親にもそのしわ寄せが来ます(笑)
例えば新学期に持たせる雑巾には、縫い方・大きさがしっかり決まって居ます。
お弁当箱を止めるゴムも、色や大きさが決まって居ますし、プールバッグに入れるタオルや水着に関しても、タオルの大きさ、バッグに入れる順番など細かいルールがあります。
子供たちがスムーズに行動出来るようにするために、親にも細かい指示が出されます。
何かと休園になる
幼稚園に入って思ったのは、何かと休園が多い事です。
土日祝日は当然休みですし、土日にイベントがあれば、翌月曜日は振替休日。
創立記念日や、幼稚園の説明会などがあれば当たり前のように休園になります。
ですので働きながら幼稚園に通わせるとなると、事前に幼稚園から配られる年間行事予定に沿って予め休みの申請をしておくしか無くなってしまいます。
夏休み長い
幼稚園は学校なので、勿論夏休みがあります。
それも小学生と同じだけまるまる1ヶ月(笑)
夏季保育なるものもありますが基本的には午前中ですので、ゆっくりは出来ず逆に朝の準備と送迎にバタバタしそうです(笑)
他のママとの付き合いも大変
保護者が参加するイベントが多いため、他の子の親御さんと接する機会も多くなります。
遠足などのイベントには他の子に名刺替わりにお菓子を配ったり、上の子が居るママさん同士がグループになっていたりするので、そこに飛び込んで行くのはコミュ障には中々辛いものがあります(笑)
子供同士が仲良くなる影にママ同士の付き合いも同時に発生する大変さがあります。
保育時間が短い
1番痛感したのが保育時間の短さです(笑)
遅くても13時半から14時には降園になるため、下の子が生まれたばかりの身には中々辛いものがあります。
朝急いで準備して登園させ、家の事を片付けてさてゆっくりしよう…と思ったらもう帰ってきます(笑)
2人目が生まれたばかりで寝不足が続いているので、体力的には結構しんどいです(笑)
子供の成長を見れば幼稚園で良かったと思えた
保育園にこだわっていた時期もありましたが、今は幼稚園で良かったなと思えます。
働く時間を確保するのが大変ではありますが、何より子供の成長を実感出来るのが幼稚園のいい所かなと思います。
幼稚園=学校ですので、幼稚園でやっている内容は「学び」が中心です。
読み書き計算などのお勉強では無いにしろ、自分の事は自分でやる。
食事や工作をする時は道具を使うルールや、片付けのマナーを守る。
など生きる上で必要な事を学ぶ場所が幼稚園なんだと実感しました。
上の学年の子を見てみると、送迎の保護者とすれ違うと必ず立ち止まって「こんにちは」と頭を下げてくれるし、遊具で遊んでいても小さい子が割り込んで来てしまったら「お先にどうぞ」と順番を譲って上げられます。
そんなお兄さんお姉さんの様子を見ていても、この幼稚園に入れて本当に良かったなと思うことが出来ました。
仕事をする時間は中々取れませんが、とりあえず生活費は節約すればなんとかなる(笑)と思って、幼稚園生活を送っています。
早く仕事をしたいと思うものの、こうやって心の豊かな子になってくれるなら、多少大変でも産まれたばかりの下の子もこの幼稚園に入れたいなと思っています。
認定こども園でも保育園型と幼稚園型があるので注意
そう言えば、幼保一体型の認定こども園と言うものも増えていますが、そちらを選ぶ際は「保育園型」か「幼稚園型」かをしっかり確認していれる方が良いようです。
幼保一体型と言っても、保育園型は基本的に保育園で幼稚園のような教育もしてくれる場所。
逆に幼稚園型は基本的に幼稚園で保育園のように預かり保育もしてくれる場所です。
なので、幼保一体型だからと言って働くママが幼稚園型の認定こども園に子供を預けると、容赦なくイベントで駆り出されたり、1ヶ月間の長い夏休みがあったりと思わぬ落とし穴にハマる事もあります。
自分がどんな風に子育てをして行きたいかを確認た上で、保育園か幼稚園かを選ぶのが1番だと思います。